
以前、本ブログの「Intel MacでMac OS XとWindows Vistaをデュアルブートするには ~その4~」で「使えない」と申し上げたBluetooth機能ですが、Macin' Blog様のこちらの記事よりヒントをいただき、ドライバを適用、動作することを確認できました。Apple Wireless Mighty Mouseで検証しております(弁解させていただきますと、ペアリング検証用のBluetoothデバイスを所有していなかったため、ご紹介が遅れておりました……)。以前の記事は訂正させていただくとともに、適用方法をご紹介します。
毎度のお約束ですが、いちおうお読みください。
【注意!】これらの手順のすべてが、製品ではないベータ版で行われています。これらの手順でインストールされたOSは私の環境での動作実績はありますが、必ずしも皆様の環境で同様に行えることを保証するものではありません。 Apple、Microsoft、パソコンよろずQ&A管理人のいずれも、この情報を元に実施した作業のいかなる責任の一切を負わないことを、あらかじめご承知おきください。
1 左下のスタートボタンをクリックし、「コントロールパネル」をクリック
2 「ハードウェアとサウンド」をクリックし、「デバイスマネージャ」をクリック
3 メニューの「表示」-「デバイス(接続別)」をクリック
4 「ACPI x86ベースPC」-「Microsoft ACPI-Compliant System」-「PCIバス」-「Intel(R) 82801G(ICH7 Family) USB2 Enhanced Host Controller - 27CB」-「USBルートハブ」の順に開く※MacBook以外ではUSB Host Controllerの4桁の番号が異なる可能性もあります。下記の「USB複合デバイス」のPIDを確認する方法を参考に、正しいデバイスを開いてください。
5 「USB複合デバイス」をダブルクリック
6 「詳細」タブをクリックし、「ハードウェアID」の値に「PID_1000」と表示されていることを確認する
7 「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリック
8 「コンピュータでドライバソフトウェアを参照します」をクリック
9 「参照」ボタンをクリックして、「ユーザー名」-「ドキュメント」-「Macintosh Drivers for Windows XP」を選択し、「OK」ボタンをクリック
10 「発行元を確認できませんでした」というダイアログボックスで「インストール」ボタンをクリック
11 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリック※ドライバが適用されると同時に、Bluetoothで利用できる通信機能などのインストールが行われますので、しばらく待ちます。
説明の便宜上「ドライバ」と表現しておりますが、Boot Camp 1.1 Betaまでで提供されているソフトウェアは、Windows標準のBluetooth機能へ橋渡しをしているに過ぎません。そのため、Windows標準で実装されていない、ハンズフリー通話(HFP)やヘッドセット(HSP)、ヘッドフォン(A2DP)といった音声関係の機能は使用できません。Mac OS XではBluetooth Software 1.5 for Mac OS Xで実現できているので、ハードウェア的にできないわけではないはずです。これらのスタックの実装も、正式リリースに期待ですね。
それでは、また。