Boot Camp 1.2では、セットアップ完了後に起動時にBluetooth接続のキーボードが認識されないという問題が発生しています。私の手元にはBluetooth接続のキーボードがないため確証はございませんが、本ブログにお寄せ頂いたお問い合わせ内容や下記の状況証拠から、一つの仮説の元に解決策を立ててみました。
ただし、あくまでも上記は私が検証していない「仮説」の域を出ません。自分の環境で確認していないことは掲載しない、という立場でおりましたが、Mac MiniやiMacでWireless Keyboardを使われている方より多数のお問い合わせをいただいていたことや、私のMacBookにおけるBluetooth デバイスの検証で一定の再現性と確証が得られたことから、公開検証記事として皆様のご協力を仰ぎたく、ここに公開させていただきます。
大変勝手なお願いで恐縮ではございますが、本記事の内容につきまして、下記の条件を満たす方に動作検証の労を賜り、その結果をコメントいただきたく存じます。何卒ご理解、ご協力いただければ幸いに存じます。
■Apple Bluetooth Kicker Driverを削除する
まず、Boot Camp 1.2のインストールにより適用された、Bluetooth Kicker Driverを削除します。これにより、Windows起動時にWireless Keyboardが使えなくなる問題は回避できるかと思われます。
デバイスの認識後、Bluetooth接続のキーボードとマウスはUSB接続のキーボードとマウスとして追加されます。この時点で、Apple Wireless KeyboardとMouseが再起動後も問題なく認識できるようになります。
【07/04/27訂正】Apple Bluetooth Kicker Driverの削除とデバイスの再認識手順を補足訂正いたしました。カツキ@rebrain様のご協力により、手順11までの方法で問題ないことが確認できました。改めて御礼申し上げます。
■Apple Keyboard Supportドライバを適用する
USB接続のキーボードとして認識されたApple Wireless Keyboardに、Apple Keyboard Supoortドライバを強制的に適用します。これにより、Apple Keyboard特有のキーが有効になるはずです。
■Apple Wireless Mighty Mouseドライバを適用する
Apple Wireless Mighty Mouseをお持ちの方は、キーボード同様にUSB接続として認識されたデバイスに、Apple Mighty Mouseドライバを強制的に適用してみましょう。これにより、ホイールや左右のボタン機能が有効になるかもしれません。
以上で、Apple Wireless KeyboardとMighty Mouseをほぼすべての機能が使えるようになるのではないかと推測しております。
皆様の検証結果をお待ちしております。
【状況】
・Bluetoothドライバを適用する前からBluetooth接続のキーボードは動作する
・Bluetoothドライバを適用するとWindows起動直後からBluetooth接続のキーボードが使えなくなる
・MacBookのEFI上でデバイスを確認すると、あらかじめUSB Keyboardが存在する
・Windowsセットアップ直後、内蔵BluetoothデバイスはVID_05AC、PID_1000のUSB HIDとして正常に認識されている
【仮説】
Intel MacではEFIのファームウェアがBluetooth接続のキーボードをUSB HIDとして認識させており、キーボードとマウス以外のBluetoothデバイスを利用しないのであれば、Bluetooth Kicker Driverを適用せずに、USB HIDとして利用できるのではないか?
【解決策】
・Bluetooth Kicker Driverを削除し、Bluetooth接続のキーボードをUSB接続のキーボードとして認識させる
・ついでに、Apple Wireless KeyboardにはApple Keyboard Supportドライバも適用してみる
・さらに、Apple Wireless Mighty MouseにはApple Mighty Mouseドライバも適用してみる
・Bluetoothドライバを適用する前からBluetooth接続のキーボードは動作する
・Bluetoothドライバを適用するとWindows起動直後からBluetooth接続のキーボードが使えなくなる
・MacBookのEFI上でデバイスを確認すると、あらかじめUSB Keyboardが存在する
・Windowsセットアップ直後、内蔵BluetoothデバイスはVID_05AC、PID_1000のUSB HIDとして正常に認識されている
【仮説】
Intel MacではEFIのファームウェアがBluetooth接続のキーボードをUSB HIDとして認識させており、キーボードとマウス以外のBluetoothデバイスを利用しないのであれば、Bluetooth Kicker Driverを適用せずに、USB HIDとして利用できるのではないか?
【解決策】
・Bluetooth Kicker Driverを削除し、Bluetooth接続のキーボードをUSB接続のキーボードとして認識させる
・ついでに、Apple Wireless KeyboardにはApple Keyboard Supportドライバも適用してみる
・さらに、Apple Wireless Mighty MouseにはApple Mighty Mouseドライバも適用してみる
ただし、あくまでも上記は私が検証していない「仮説」の域を出ません。自分の環境で確認していないことは掲載しない、という立場でおりましたが、Mac MiniやiMacでWireless Keyboardを使われている方より多数のお問い合わせをいただいていたことや、私のMacBookにおけるBluetooth デバイスの検証で一定の再現性と確証が得られたことから、公開検証記事として皆様のご協力を仰ぎたく、ここに公開させていただきます。
大変勝手なお願いで恐縮ではございますが、本記事の内容につきまして、下記の条件を満たす方に動作検証の労を賜り、その結果をコメントいただきたく存じます。何卒ご理解、ご協力いただければ幸いに存じます。
【動作検証にご協力ください】
・Bluetooth接続のApple Wireless KeyboardとApple Wireless Mighty Mouse(Mouseは任意)を所有されている方で、USB接続のKeyboardとMouseも所有されている方
(万が一、ワイヤレスのキーボードとマウスが動作しなくなっても操作できる環境が必要です)
・一定のスキルをお持ちである方
(コマンド入力が誤り無くできる程度で結構です)
・万が一、Windows環境に不具合が生じ、再インストールの必要が生じても日常および業務などに支障がない方
・Bluetooth接続のApple Wireless KeyboardとApple Wireless Mighty Mouse(Mouseは任意)を所有されている方で、USB接続のKeyboardとMouseも所有されている方
(万が一、ワイヤレスのキーボードとマウスが動作しなくなっても操作できる環境が必要です)
・一定のスキルをお持ちである方
(コマンド入力が誤り無くできる程度で結構です)
・万が一、Windows環境に不具合が生じ、再インストールの必要が生じても日常および業務などに支障がない方
■Apple Bluetooth Kicker Driverを削除する
まず、Boot Camp 1.2のインストールにより適用された、Bluetooth Kicker Driverを削除します。これにより、Windows起動時にWireless Keyboardが使えなくなる問題は回避できるかと思われます。
1 左下のスタートボタンをクリックして、「コントロールパネル」をクリックし、「プログラムのアンインストール」をクリック

2 「Windows Driver Package - Apple Inc. (BLUETOOTH_KICKER) System (01/10/2007 1.2.0.3)」をクリックして、「アンインストールと変更」をクリック

3 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック

4 「Uninstall Driver Package」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

5 左下のスタートボタンをクリックして、「すべてのプログラム」-「アクセサリ」の順にクリックし、「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」をクリック

6 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック

7 コマンドプロンプトで「sc delete BLUETOOTH_KICKER」と入力し実行、「[SC] DeleteService SUCCESS」と表示されたら、コマンドプロンプトを閉じ、Windowsを再起動する

※この時点でBluetooth接続のワイヤレスキーボードは利用できなくなります。USB接続のキーボードを接続して作業を継続してください。
8 再起動後、左下のスタートボタンをクリックし、「コントロールパネル」-「ハードウェアとサウンド」-「デバイスマネージャ」をクリック

9 「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」もしくは「システムデバイス」の中にある、黄色い「!」マークの付いた「Apple Bluetooth Driver」をダブルクリックして開き、「ドライバ」タブをクリックし、「削除」ボタンをクリック

10 「デバイスのアンインストールの確認」の画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリック

11 「ハードウェア変更のスキャン」ボタンをクリックし、削除したBluetoothデバイスを再度認識させる


2 「Windows Driver Package - Apple Inc. (BLUETOOTH_KICKER) System (01/10/2007 1.2.0.3)」をクリックして、「アンインストールと変更」をクリック

3 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック

4 「Uninstall Driver Package」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

5 左下のスタートボタンをクリックして、「すべてのプログラム」-「アクセサリ」の順にクリックし、「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」をクリック

6 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック

7 コマンドプロンプトで「sc delete BLUETOOTH_KICKER」と入力し実行、「[SC] DeleteService SUCCESS」と表示されたら、コマンドプロンプトを閉じ、Windowsを再起動する

※この時点でBluetooth接続のワイヤレスキーボードは利用できなくなります。USB接続のキーボードを接続して作業を継続してください。
8 再起動後、左下のスタートボタンをクリックし、「コントロールパネル」-「ハードウェアとサウンド」-「デバイスマネージャ」をクリック

9 「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」もしくは「システムデバイス」の中にある、黄色い「!」マークの付いた「Apple Bluetooth Driver」をダブルクリックして開き、「ドライバ」タブをクリックし、「削除」ボタンをクリック

10 「デバイスのアンインストールの確認」の画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリック

11 「ハードウェア変更のスキャン」ボタンをクリックし、削除したBluetoothデバイスを再度認識させる

デバイスの認識後、Bluetooth接続のキーボードとマウスはUSB接続のキーボードとマウスとして追加されます。この時点で、Apple Wireless KeyboardとMouseが再起動後も問題なく認識できるようになります。
【07/04/27訂正】Apple Bluetooth Kicker Driverの削除とデバイスの再認識手順を補足訂正いたしました。カツキ@rebrain様のご協力により、手順11までの方法で問題ないことが確認できました。改めて御礼申し上げます。
■Apple Keyboard Supportドライバを適用する
USB接続のキーボードとして認識されたApple Wireless Keyboardに、Apple Keyboard Supoortドライバを強制的に適用します。これにより、Apple Keyboard特有のキーが有効になるはずです。
12 デバイスマネージャのメニューの「表示」-「デバイス(接続別)」をクリックして、「ACPI x86ベースPC」-「Microsoft ACPI-Compliant
System」-「PCIバス」の順に開き、配下に「USBルートハブ」-「USB複合デバイス」-「USBヒューマンインターフェ
イスデバイス」-「HIDキーボードデバイス」を持つ「Intel(R)
82801G(ICH7 Family) USB Universal Host Controller」を開く

13 配下に「HIDキーボードデバイス」を持つ「USBヒューマンインターフェースデバイス」をダブルクリックして開き、「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリック

14 「ドライバソフトウェアの更新」の画面が表示されたら、「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」をクリック

15 「コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します」をクリック

16 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し、「製造元」から「Apple Inc.」、「モデル」から「Apple Keyboard Support」を選択し、「次へ」ボタンをクリック

17 「ドライバの更新警告」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

18 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリック


13 配下に「HIDキーボードデバイス」を持つ「USBヒューマンインターフェースデバイス」をダブルクリックして開き、「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリック

14 「ドライバソフトウェアの更新」の画面が表示されたら、「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」をクリック

15 「コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します」をクリック

16 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し、「製造元」から「Apple Inc.」、「モデル」から「Apple Keyboard Support」を選択し、「次へ」ボタンをクリック

17 「ドライバの更新警告」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

18 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリック

■Apple Wireless Mighty Mouseドライバを適用する
Apple Wireless Mighty Mouseをお持ちの方は、キーボード同様にUSB接続として認識されたデバイスに、Apple Mighty Mouseドライバを強制的に適用してみましょう。これにより、ホイールや左右のボタン機能が有効になるかもしれません。
19 「HID準拠マウス」をダブルクリックして開き、「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリック

20 「ドライバソフトウェアの更新」の画面が表示されたら、「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」をクリック

21 「コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します」をクリック

22 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し、「製造元」から「Apple Inc.」、「モデル」から「Apple Keyboard Support」を選択し、「次へ」ボタンをクリック

23 「ドライバの更新警告」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

24 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリック


20 「ドライバソフトウェアの更新」の画面が表示されたら、「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」をクリック

21 「コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します」をクリック

22 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し、「製造元」から「Apple Inc.」、「モデル」から「Apple Keyboard Support」を選択し、「次へ」ボタンをクリック

23 「ドライバの更新警告」の画面が表示されたら、「はい」ボタンをクリック

24 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリック

以上で、Apple Wireless KeyboardとMighty Mouseをほぼすべての機能が使えるようになるのではないかと推測しております。
皆様の検証結果をお待ちしております。